共通テスト英語リーディング「時間が足りない」を克服する3段階トレーニング

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こんにちは、英語塾コアラボ代表の染谷です。「うちの子、共通テストの模試でいつも時間が足りなくて、最後まで解けないんです…」。保護者面談で本当によく聞くお悩みです。読むスピードが遅くて、大問7や8に辿り着く前に時間切れ。焦って解いても、ケアレスミスが増えるばかり。そんな状況を見ていると、お母さんもお子さんも、だんだん自信を失ってしまいますよね。

でも、安心してください。共通テストで「時間が足りない」のは、「英語力が足りない」からだけではないんです。実は、「読み方」と「トレーニング方法」を3段階に分けて取り組むことで、驚くほど変わります。コアラボでも、この3段階トレーニングを塾での指導と家庭学習の両方で実践してもらうことで、多くの生徒が「時間切れ」を克服してきました。この記事では、塾で実際に効果を上げてきた方法を、ご家庭でも取り組めるように具体的にお伝えしていきますね。

目次

共通テスト英語リーディング「時間が足りない」の本当の原因

まず最初に、「なぜ時間が足りないのか」を正しく理解することが大切です。コアラボでも、入塾時に必ずこの原因分析から始めます。原因が分かれば、対策も明確になるんです。

原因①:圧倒的な語数増加に対応できていない

共通テストの英語リーディングは、2024年度で総語数が約6,300語にも達しました。これは、センター試験時代の約4,300語から、実に約2,000語も増えているんです。先日、高3のA君がコアラボに入塾してきたとき、「模試でいつも最後まで解けません」と相談してくれました。彼の読解スピードを測ってみたところ、約75語/分。これは高校生の平均的なスピードなのですが、共通テストで時間内に解き終わるには約150語/分が必要なんです。つまり、平均の2倍のスピードで読まなければ、時間内に解けないということなんです。

原因②:すべての英文を同じように読んでいる

「時間が足りない」と悩む生徒の多くに共通しているのが、「全部の英文を同じように丁寧に読もうとしている」ことです。塾の授業で普段やっている丁寧な読解は素晴らしいことですが、共通テストでは「濃淡をつけた読み方」が求められるんです。例えば、広告を読むときと小説を読むとき、同じ読み方はしませんよね? 共通テストも同じ。必要な情報を「素早く検索」する部分と、じっくり内容を「深く理解」する部分を区別することが重要なんです。

原因③:基礎力不足のまま速読練習をしている

時間を気にせず解答して、正解率が7割程度の場合、語彙力や構文把握力が足りないと言えるでしょう。この状態で速読や時間を意識しても、効果は薄いんです。コアラボでは、入塾時のレベルチェックで「時間無制限で8割以上取れるか」を必ず確認します。8割に届かない場合は、まず基礎固めから始めるんです。焦って速読練習をしても、基礎がなければ意味がないということを、塾での指導経験から強く実感しています。

なぜ「3段階」トレーニングなのか?

「速読の練習をすれば、時間内に解けるようになる」——多くの人がこう考えがちですが、実はこれだけでは不十分なんです。コアラボでも以前は、いきなり速読トレーニングから始めていました。でも、思うように成果が出ない生徒が多かったんです。そこで、段階的なアプローチに変えたところ、劇的に成果が上がるようになりました。

いきなり速読しても効果が出ない理由

慌てて問題を解くことは、かえって逆効果です。自分の限界を超えたスピードで読もうとしても、人間の脳の処理能力には限界があるため、結果的に何度も読み返すことになります。速いスピードで何度も読み返すよりも、自分のペースでしっかりと読むことを意識しましょう。塾でも、焦って速く読もうとして、結局内容が理解できず点数が下がってしまった生徒を何人も見てきました。

コアラボ式「3段階トレーニング」

英語塾コアラボでは、「時間が足りない」を克服するために、3つの段階に分けてトレーニングを行っています:

第1段階:基礎体力づくり(語彙力・文法力の強化)
第2段階:スキャニング力(必要な情報を素早く見つける力)
第3段階:速読力(英語の語順のまま理解する力)

この3段階を順番に進めることで、無理なく、確実に読むスピードが上がっていきます。塾での指導と家庭学習を組み合わせることで、さらに効果が高まるんです。

【第1段階】基礎体力づくり:語彙力・文法力の強化

第1段階は、「基礎体力づくり」です。コアラボでは、この段階を最も重視しています。どんなにテクニックを身につけても、基礎が固まっていなければ意味がないからです。

目標:時間無制限で8割以上正解できる力

まず目指すべきは、「時間を気にせず解答して、8割以上正解できる状態」です。この状態になって初めて、速読のトレーニングに進むことができます。塾では毎週、過去問の一部を時間無制限で解いてもらい、正答率をチェックしています。8割に届かない間は、焦らず第1段階を続けるようアドバイスしています。

語彙力強化:毎日の積み重ねが鍵

共通テストで求められる語彙レベルは、英検2級〜準1級です。まずは英検2級レベルの単語を完璧にし、その後準1級レベルの単語帳を半分以上マスターしましょう。コアラボでは、単語テストを毎回の授業で実施しています。でも、週1回の塾だけでは不十分なんです。家庭での毎日の学習が絶対に必要です。

単語の覚え方のコツは、「接触回数を増やす」ことです。1日1回しか見ていなかった英単語を、1日5回見るようにする。それだけで、定着度は格段に上がります。塾では「朝・昼・夕・夜・寝る前」の5回チェックを推奨しています。また、単語は単体で覚えるのではなく、例文の中で覚えると記憶に残りやすくなります。

構文力強化:品詞を確認する習慣

構文把握は、言い換えれば文法力と同じです。ing形を見たときに、現在進行形か、現在分詞か、分詞構文か、動名詞かを把握する。thatを見たときに接続詞か、同格か、関係代名詞か、ただの代名詞かを把握する。塾の授業では、一緒に英文を読みながら、「ここのingは何?」と質問し、構文を意識させています。こうした品詞を確認することが英文を理解するのに重要なんです。

家庭と塾の連携が成功の鍵

塾での指導:週1回の授業で、文法の理解度チェックと構文把握の練習。間違えやすいポイントを個別に指導します。

家庭での学習:毎日30分の単語暗記(朝15分、寝る前15分)。塾で指定した文法問題集を1日2ページずつ進める。

この「塾と家庭の連携」が、第1段階突破の鍵になります。塾だけ、家だけでは不十分。両方が揃って初めて、効果が最大化されるんです。

【第2段階】スキャニング力:必要な情報を素早く見つける

第2段階は、「スキャニング力」を鍛えます。スキャニングとは、必要な情報をパッと探し出す技術のことです。コアラボでは、第1段階で8割をクリアした生徒から、この第2段階に進んでもらっています。

目標:前半の大問を22分以内に解けるようになる

共通テストの前半(大問1〜4)は、広告やパンフレット、グラフや表などの実用的な文章が中心です。ここでスキャニングのスキルが役立ちます。おすすめの時間配分は、大問1が5分、大問2が6分、大問3が5分、大問4が6分で、合計22分です。塾では、この時間配分を体に染み込ませるため、毎回タイマーを使って練習しています。

スキャニングの3ステップ

ステップ1:状況説明文を最初に読む

各大問には、一番初めに状況説明文があります。ここをしっかり読むことで、問題全体のテーマや目的が見えてきます。例:「外国からの留学生を案内するため、彼らの希望に合う観光施設を選ぶ」。このような場合、本文の中から特定の情報(時間、場所、内容)を設問を手掛かりに検索します。塾の授業では、まず状況説明文を一緒に読み、「今回は何を探せばいいのか」を確認してから本文を読み始めます。

ステップ2:設問を先に読む

設問に何を探すべきかヒントが書かれています。例えば、「どの施設が希望に合うか」を聞いているような場合、「時間」と「活動内容」に注目すればよいのです。設問文を読むときのコツは、「設問文を一言で要約する」ことです。塾では「設問要約シート」を作って、毎回練習しています。

ステップ3:当たりをつけて読む

見出しや表などを見て、「この辺りに答えがありそうだな」と目星をつけ、そこを中心に読みます。つまり、上から順番に丁寧に読むのではなく、ポイントを絞り込んで効率的に検索するわけです。

塾と家庭での第2段階トレーニング

塾での指導:過去問の大問1〜4を使って、スキャニングの実践練習。講師が横でストップウォッチを持ち、「今何分経った」と声をかけながら、時間感覚を養います。

家庭での学習:広告やウェブサイトで練習。例えば、「家族旅行の行き先を決める」という状況を設定し、旅行サイトから「予算内で、子ども連れOKで、温泉がある宿」を探す、といった練習です。お母さんも一緒に取り組むと、ゲーム感覚で楽しく学習できます。

【第3段階】速読力:英語の語順のまま理解する

第3段階は、「速読力」を鍛えます。ここが最も重要な段階です。コアラボでも、この段階に最も時間をかけて指導しています。

目標:150語/分で読めるようになる

共通テストで時間内に解き終わるためには、150語/分のスピードが必要です。これは、高校生の平均読解スピード(75語/分)の2倍です。塾では、「Words Per Minute(WPM)」を毎回測定し、記録しています。グラフにして壁に貼ることで、成長が見える化され、モチベーションが上がるんです。

「返り読み」をやめる

「ゆっくり読めばどうにか理解できる。けれども限られた時間だと全然読み進められない」という場合、一番の原因は「返り読み」です。「返り読み」とは、英文の最後まで目を通してから訳し上げていく読み方のこと。日本語と英語は語順が違う言語です。日本語に訳しつつ理解しようとすれば、文の最後まで目を通したあと、前に返って読むことになります。塾の授業でも、「返り読みしてないか?」と常にチェックしています。

「前から読み」をマスターする

速読の鍵は、「英語の語順のまま理解する」ことです。これを「前から読み」と言います。前から読みには、「精読」と「速読」の2種類があります。精読は、英文の意味を正確につかむことを目的とした読み方。速読は、ある程度の理解でよいので、できるだけ素早く読むことを目的とした読み方です。

スラッシュリーディングで練習

前から読みの練習方法として、「スラッシュリーディング」が効果的です。文章を意味のまとまりごとに「/(スラッシュ)」で区切りながら読みます。塾の授業では、まず講師が一緒にスラッシュを入れながら音読し、その後生徒一人で練習してもらいます。

例えば:
He thinks /that the computer (he bought yesterday) is not good.

「彼は考えている / コンピューターは良くないと / で、そのコンピューターは昨日買ったんだ」

音読・シャドーイングで速読力アップ

音読をするときのスピードは、だいたいその人が文章を認識できるスピードと同じだと言われています。そのため音読を繰り返し練習してそのスピードを上げていくことで、長文でも段々と早く読めるようになるのです。コアラボでは、授業の最初の10分を必ず音読タイムにしています。生徒と一緒に声を出して読むことで、読むリズムが身につくんです。

塾と家庭での第3段階トレーニング

塾での指導:スラッシュリーディングの個別指導。どこにスラッシュを入れるべきか、一文ずつ丁寧にチェックします。また、音読のスピードを測定し、「今日は昨日より10秒速くなったね!」とフィードバックします。

家庭での学習:毎日15分のスラッシュリーディング。塾で練習した英文を、家でも繰り返し音読します。また、教科書付属の音声を使ってシャドーイング練習。最初は難しいかもしれませんが、3回、4回と繰り返すうちに、だんだんついていけるようになります。

親ができる最高のサポート術

3段階トレーニングを成功させるには、親の関わり方が鍵になります。塾に通っていても、家庭でのサポートがあるかないかで、成果が大きく変わってくるんです。

サポート①:段階に合わせた声かけ

お子さんが今どの段階にいるかを把握し、適切な声かけをしてあげてください。第1段階なら「今日は単語何個覚えた?」、第2段階なら「スキャニング上手になってきたね」、第3段階なら「前より速く読めるようになったね」と、段階に合わせて認めてあげましょう。塾でも進捗状況をお母さんと共有し、家庭での声かけをお願いしています。

サポート②:一緒に時間を測る

過去問を解くとき、お母さんがタイマー係になって、「あと5分だよ」「半分の時間が経ったよ」と声をかけてあげてください。時間を意識する習慣が身につきます。コアラボの生徒の中で最も伸びた子は、お母さんが毎回タイマーを持って応援してくれていました。

サポート③:「見える化」で成長を実感

カレンダーに「今日のトレーニング」を記録していきましょう。「第1段階:単語30分」「第2段階:スキャニング練習」など、毎日の積み重ねが見えることで、達成感を味わえます。塾でも「学習記録シート」を配って、家庭学習の状況を可視化しています。

コアラボ生の成功事例:3段階トレーニングで大変身!

事例①:3ヶ月で模試150点→185点!高3・Bさんのケース

Bさん(高3女子)は、模試でいつも時間が足りず、最後の大問まで辿り着けませんでした。200点満点中、いつも150点前後。入塾時のレベルチェックで、「語彙力不足」と「返り読み」の2つが問題だと分かりました。そこで、3段階トレーニングを実践。

第1段階では、塾で毎回単語テストを実施し、家庭では英検準1級レベルの単語帳を毎日30分学習しました。塾の宿題として文法問題集も進め、週1回の授業で理解度をチェック。第2段階では、塾で過去問の大問1〜4を時間を測って繰り返し解き、スキャニングのコツを掴みました。第3段階では、塾で毎回スラッシュリーディングを練習し、家庭では毎日15分の音読とシャドーイングを実践。

3ヶ月後の模試では185点を獲得!時間も5分余るようになり、見直しまでできるようになりました。Bさんは「塾で先生と一緒に練習して、家でも毎日続けたから、自信がついた」と笑顔で話してくれました。お母さんからも「毎日タイマーで時間を測ってあげるだけでしたが、親子のコミュニケーションにもなりました」と嬉しいお言葉をいただきました。

事例②:「やり方が分からなかった」高2・C君のケース

C君(高2男子)は、「どうやって速く読めばいいのか分からない」と入塾してきました。単語は覚えているのに、長文になると全く読めない。どこから手をつけていいか分からず、ただ問題を解くだけで終わっていました。

入塾後、まず第1段階で基礎固め。塾の授業で文法の穴を一つずつ埋めていき、家庭では毎日単語学習を続けました。8割をクリアしてから第2段階へ。特に効果があったのが、塾での「スキャニング練習」でした。講師が「ここを何分で解く」とタイマーをセットし、横で時間感覚を教えてくれることで、焦らずスピードアップできました。

半年後には、模試で時間内に全問解けるようになり、偏差値も12上がりました。C君は「塾で段階的に教えてもらったから、無理なく速く読めるようになった」と話してくれました。

まとめ:塾と家庭の連携で「時間切れ」を克服

共通テスト英語リーディングで「時間が足りない」を克服するには、段階的なアプローチが必要です。いきなり速読の練習をするのではなく、まずは基礎固めから始めましょう。

今日ご紹介した3段階トレーニングをまとめます:

【第1段階】基礎体力づくり
・英検準1級レベルまでの語彙力強化
・構文を意識した音読練習
・時間無制限で8割以上正解できる力をつける
塾:週1回の文法チェックと構文指導 / 家庭:毎日30分の単語学習

【第2段階】スキャニング力
・設問を先に読む習慣
・当たりをつけて読む練習
・前半の大問を22分以内に解けるようになる
塾:タイマーを使った実践練習 / 家庭:広告やウェブサイトで検索練習

【第3段階】速読力
・スラッシュリーディングで前から読み
・音読・シャドーイングで速読力アップ
・150語/分で読めるようになる
塾:スラッシュの入れ方個別指導 / 家庭:毎日15分の音読とシャドーイング

大切なのは、焦らないこと。1つずつ、段階を踏んで進めていけば、必ず読むスピードは上がります。そして、塾での指導と家庭学習を連携させることで、効果が何倍にも高まるんです。

英語塾コアラボでは、こうした段階的なトレーニングを、一人ひとりに合わせてカスタマイズし、塾での指導と家庭学習の両面からサポートしています。「次の模試こそは!」と思っているあなた、一緒に頑張りましょう。今日から、3段階トレーニング、始めてみませんか?

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