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英語が苦手な高校生のあなたへ!間接話法をやさしく解説
英語の間接話法は、誰かが言ったことを自分の言葉で伝える時に使う文法ルールです。直接話法では、その人の言葉をそのまま引用しますが、間接話法では言葉を言い換えて伝えます。この違いを理解するのが大切な第一歩です。
間接話法の説明
間接話法とは、他人の発言内容を自分の言葉で伝える方法のことです。直接話法では、その人の言葉をそのまま引用しますが、間接話法では言葉を言い換えて伝えます。
例えば、直接話法では「彼女は”私は昨日あなたを見かけた”と言った」と、引用符を使って発言をそのまま伝えます。一方、間接話法では「彼女は前の日に私を見かけたと言った」のように、発言内容を自分の言葉で伝えます。
つまり、間接話法は発言者の立場から内容を間接的に述べる話法なのです。発言内容をそのままではなく、書き手が言い換えて表現するのが特徴です。このように、間接話法は他人の発言を自分の言葉で伝達する際に使われる文法ルールなのです。
疑問詞を含む疑問文の転換
疑問詞を含む疑問文を間接話法に転換する場合、疑問詞がそのまま接続詞の役割を果たします。例えば、”Where did you go?”という直接話法の疑問文は、”He asked me where I had gone.”のように間接話法に書き換えられます。疑問詞の後の語順は、主語と動詞の順番(SV)になることに注意が必要です。また、動詞の時制は過去形に変わります。このように、疑問詞を含む疑問文は、疑問詞を残して文の構造を変更することで、間接話法に書き換えられます。
接続詞thatの使い方
平叙文を間接話法に転換する際、接続詞thatを使う必要があります。thatは被伝達部(発言内容)と伝達部(発言動詞)をつなぐ役割を果たします。例えば、”I am hungry.”という直接話法の平叙文は、”He said that he was hungry.”のように間接話法に書き換えられます。thatは省略可能ですが、2つ以上の文を接続する場合は2つ目のthatを残す必要があります。このように、thatは平叙文の間接話法転換において重要な役割を果たします。
間接話法の例と解説
例文 | 和訳 | 解説 |
---|---|---|
She said that she was tired. | 彼女は自分が疲れていると言った。 | 平叙文の間接話法。thatで直接話法の内容を導入し、時制が過去に変わっている。 |
He asked me if I could help him. | 彼は私に手伝えるか尋ねた。 | Yes/No疑問文の間接話法。ifで疑問を導入し、語順が平叙文になっている。 |
The teacher told us what to do. | 先生は私たちに何をすべきか教えてくれた。 | 疑問詞whatを含む間接話法。whatで疑問部分を導入している。 |
Mary wondered when John would arrive. | メアリーはジョンがいつ到着するのか不思議に思った。 | whenで時を尋ねる間接話法。 |
He explained why he was late. | 彼は自分が遅刻した理由を説明した。 | whyで理由を尋ねる間接話法。 |
The boy asked how much the book cost. | その少年は本がいくらするのか尋ねた。 | howで値段を尋ねる間接話法。 |
She told me where she lived. | 彼女は自分がどこに住んでいるか私に教えてくれた。 | whereで場所を尋ねる間接話法。 |
They didn’t know whose car it was. | 彼らはそれが誰の車なのかわからなかった。 | whoseで所有者を尋ねる間接話法。 |
I asked which way was faster. | 私はどちらの方が早いか尋ねた。 | whichで選択肢を尋ねる間接話法。 |
He said that he would come tomorrow. | 彼は自分が明日来ると言った。 | 未来の出来事を表す間接話法。would+動詞の原形で表現。 |
これらの例文は、間接話法の基本的な使い方を示しています。平叙文、疑問文、さまざまな疑問詞を使った文など、様々なパターンが含まれています。直接話法から間接話法に変換する際の時制の変化や語順の変化にも注目してください。間接話法は発言内容を自分の言葉で伝える際に欠かせない重要な文法ルールなので、これらの例を参考に理解を深めましょう。