こんにちは、英語塾コアラボ代表の染谷です。「うちの子、英検を受けさせたいんですが、準2級と2級、どっちから受ければいいんでしょうか?」。保護者面談で本当によく聞かれる質問です。準2級は簡単すぎる気もするし、でも2級はまだ難しそう。どちらを選べばいいのか、迷ってしまいますよね。

実は、この選択が受験や英語力の伸びに大きく影響するんです。コアラボでも、お子さんの実力と目標に合わせて、最適な級を提案しています。この記事では、塾での指導経験をもとに、準2級と2級の違い、最短合格ルート、そして家庭でできるサポート方法を、具体的にお伝えしていきますね。
目次
準2級と2級、どう違う?レベルと難易度を徹底比較
まず最初に、準2級と2級の違いを正しく理解することが大切です。
レベルの違い:高校初級vs高校卒業
英検準2級は「高校中級程度」のレベルです。一方、英検2級は「高校卒業程度」のレベルとされています。準2級が中学卒業〜高校初級程度であるのに対し、2級は高校卒業程度ですから、その間には大きなギャップがあります。
具体的には、英検2級はCEFRのB1レベルに対応しており、準2級のA2レベルより一段階上です。このレベル差は、単なる「ちょっと難しい」という程度ではなく、求められる英語力が質的に変わるということを意味します。
語彙数の違い:3,600語vs5,000語
準2級の英単語は約3,600語です。一方、2級の単語はそれより1,400語多い約5,000語と言われています。この1,400語の差が、実は非常に大きいんです。コアラボでも、準2級に合格した生徒が2級を受けて「全然単語が分からなかった」と落ち込んで帰ってくることがよくあります。単語だけで1,400語の開きがありますので、学習時間もそれなりの期間が必要になってきます。
内容の違い:日常会話vs社会性のある話題
準2級では会話文の問題やEメール問題など、日常会話で使用する英語を問われる問題が多くあります。しかし2級ではそれらが減ります。ライティングでは、準2級までEメールに関する問題だった部分が上位級と同じ英文要約問題に変わります。スピーキングでも2級になると、経験に基づいて答えられるほどの日常性のある内容から離れ、積極的にニュースや社会問題に触れていないと答えることが難しい内容になってきます。
先日、高1のA君が準2級に合格し、「次は2級だ!」と意気込んで受験しました。でも、結果は不合格。「長文の内容が全然分からなかった。環境問題とか、難しい話ばかりで…」と。これが、準2級と2級の大きな違いなんです。
「準2級プラス」という新しい選択肢
2025年から、準2級と2級の間に「準2級プラス」という新しい級が登場しました。これは、準2級と2級の間にあったギャップを埋めるために設けられた級です。
準2級プラスの位置づけ
準2級プラスは、準2級と2級の中間に位置しますが、やや準2級寄りのレベルです。問題の形式は2級に近い一方で、難しさは準2級寄りという位置づけになっています。単語力や読解力を段階的に強くしていくのに、とても良い設計なんです。
具体的には:
- 合格基準スコア:約1,402(準2級の1,322より約80高く、2級の1,520より約120低い)
- 語彙レベル:準2級より約600語多い程度
- 問題形式:2級と同様だが、内容は準2級レベル
コアラボでも、「準2級は合格したけど、2級はまだ自信がない」という高1〜高2の生徒には、準2級プラスを勧めることが多くなりました。
準2級プラスに向いている人
準2級プラスは、こんな人に向いています:
- 準2級合格後、すぐに2級に挑戦するには自信がない人
- 高1〜高2初頭に勉強習慣を身につけるステップとして受けたい人
- 受験英語・大学入試英語の土台をつくるための「助走」として活用したい人
高校生はどちらから受けるべき?判断基準
それでは、準2級と2級、どちらから受けるべきなのでしょうか?判断基準をお伝えします。
判断基準①:現在の英語力
まず、自分の英語力を正しく把握することが大切です。予想問題の自己採点や、過去問題の受験を通じて、自分がどの程度のレベルにいるのかを知ることができます。
コアラボでは、入塾時に必ず英検の過去問を解いてもらいます。そして、「準2級の過去問で8割以上取れるか」を確認します。8割以上取れる場合は、2級または準2級プラスに挑戦することを勧めます。逆に、準2級で6割程度の場合は、まず準2級から始めることを提案します。
判断基準②:受験までの時間
いつまでに取得する必要があるのかも重要な判断基準です。大学受験で英検を利用したい場合、できるだけ早く2級以上を取得しておく方が有利です。
高1の段階で準2級に合格している場合、高2の間に2級を取得することを目標にするのが理想的です。高2の秋までに2級を取得できれば、高3では受験勉強に集中できます。
判断基準③:大学入試での利用
受験において外部試験の利用のために英検を受けるのであれば、少しでも上の級を取得しておいた方が受験において有利だといえます。志望校に英検利用があるかどうかは事前によく調べておきましょう。
入試の優遇措置が最も多いのは英検2級です。大学によって外部試験利用の可否や程度には違いがありますが、2級よりも準1級のほうがより有利に立つことが出来ます。
最短合格ルート:塾と家庭の連携で効率アップ
それでは、最短で合格するためのルートをお伝えします。コアラボでは、塾での指導と家庭学習を連携させることで、効率的に合格を目指します。
【準2級】1〜2ヶ月集中スケジュール
準2級は、1〜2ヶ月の集中学習で合格を目指せます。
1週目〜2週目:単語・熟語の徹底強化
学習時間の大半を単語暗記に費やすことが最も効率的です。コアラボでは、「でる順パス単 準2級」を使います。塾で毎回単語テストを実施し、家庭では毎日30分の単語学習を続けてもらいます。
効率的な回し方:
1周目→ 普通に通読して覚える
2周目→ 忘れた単語に印をつける
3周目→ 印をつけた単語だけを集中学習
3週目〜4週目:過去問演習
過去問は、本番の試験をシミュレーションできる唯一かつ最高の教材です。ただ解くだけでなく、なぜ間違えたのかを分析し、時間配分の感覚を養うことが、当日のパフォーマンスを大きく左右します。塾では、過去問を解いた後、講師と一緒に詳しく分析します。
【2級】2〜3ヶ月集中スケジュール
2級は、2〜3ヶ月を目安に最短で合格を目指します。
1週目〜2週目:単語・熟語・文法の基礎固め
2級の単語は約5,000語。「でる順パス単 2級」を使って、毎日100語ずつ進めます。1日100語やっても、かかる時間は5〜10分程度です。忙しい中高生でも、1〜2ヶ月で全範囲を3周できます。
塾では、毎回の授業で単語テストを実施。家庭では、スマホアプリ「英検でた単」を使って、通学時間やスキマ時間に単語学習を進めてもらいます。
3週目〜4週目:リーディング過去問演習、リスニング強化
過去問演習に移ります。問題形式を理解することで、その後の応用的な勉強がはかどるようになります。塾では、過去問を時間を測って解き、時間配分の感覚を養います。
5週目〜6週目:ライティングの型練習、添削を受ける
ライティングとスピーキングを早めに始めることが重要です。後回しにすると練習量が足りず、点数が安定しにくくなります。塾では、ライティングの型を教え、毎回添削を行います。家庭では、習った型を使って毎日1本ライティングを書いてもらいます。
7週目〜8週目:スピーキング模擬練習、本番シミュレーション
二次試験(面接)の対策に入ります。塾では、講師と一対一で模擬面接を実施します。家庭では、お母さんに面接官役をやってもらい、練習してもらいます。
家庭でできる最高のサポート術
塾に通っていても、家庭でのサポートがあるかないかで、合格率が大きく変わります。
サポート①:学習環境を整える
家庭での学習環境を整えることが重要です。テレビがついている、スマホが手元にある、部屋や机の上が散らかっている——こんな環境では、どんなに頑張っても集中できません。
英検の勉強期間中は、リビングのテレビを消す、スマホは親が預かる(ただし単語アプリは使えるように)、机の上を片付ける時間を一緒に作る、といったサポートをしてあげてください。
サポート②:毎日の学習時間を確保する
英検合格には、毎日の積み重ねが不可欠です。「今日は疲れたから明日やろう」では、合格は遠のきます。
おすすめの学習時間:
平日:1〜1.5時間(単語30分、リーディング30分、リスニング15分)
土日:2〜3時間(過去問演習、ライティング、スピーキング練習)
この時間を確保できるよう、お母さんがスケジュールを一緒に立ててあげてください。「夕食後の30分は英語タイム」など、習慣化することが大切です。
サポート③:二次試験(面接)の練習相手になる
二次試験の面接は、家庭で練習できます。お母さんが面接官役をやって、「Please read the passage aloud.」「What do you think about~?」と英語で質問してあげてください。
完璧な発音でなくても大丈夫です。大切なのは、「本番と同じ雰囲気を作る」ことです。何度も練習することで、お子さんも緊張せず本番に臨めるようになります。
サポート④:「見える化」でモチベーション維持
カレンダーに「今日の学習内容」を記録していきましょう。「単語100語」「過去問1回分」など、毎日の積み重ねが見えることで、達成感を味わえます。
また、「覚えた単語カウンター」を壁に貼るのもおすすめです。「今週は200個覚えた!」と視覚的に確認できると、やる気が維持できます。
コアラボ生の成功事例:最短合格への道
事例①:1ヶ月で準2級合格!高1・B君のケース
B君(高1男子)は、「1ヶ月後の英検で準2級に合格したい」と相談に来ました。過去問を解いてもらうと、6割程度の正答率。「これなら1ヶ月で十分合格できる」と判断し、集中特訓を開始しました。
塾では、毎回の授業で単語テストと過去問演習。家庭では、毎日30分の単語学習と、週末の過去問演習を徹底してもらいました。お母さんも協力的で、「毎日夕食後の30分は英語タイム」とルールを決め、B君が集中できる環境を作ってくれました。
1ヶ月後の本番では、見事一次試験・二次試験ともに一発合格!B君は「毎日コツコツ続けたから、自信を持って本番に臨めた」と笑顔で話してくれました。
事例②:3ヶ月で2級合格!高2・Cさんのケース
Cさん(高2女子)は、準2級に合格後、「次は2級に挑戦したい」と入塾してきました。でも、2級の過去問を解いてみると、5割程度しか取れません。「単語が全然分からない…」と落ち込んでいました。
そこで、3ヶ月の集中スケジュールを立てました。最初の1ヶ月は単語に集中。「でる順パス単 2級」を3周回し、5,000語を完璧にマスターしました。塾で毎回単語テストを実施し、家庭では毎日100語ずつ進めました。
2ヶ月目は過去問演習とライティング対策。塾でライティングの型を教え、毎回添削。家庭では、習った型を使って毎日1本書いてもらいました。3ヶ月目はスピーキング対策。お母さんに面接官役をやってもらい、毎日練習しました。
3ヶ月後の本番では、一次試験・二次試験ともに合格!Cさんは「塾で段階的に教えてもらい、家でも毎日続けたから、自信がついた」と話してくれました。お母さんからも「毎日一緒に面接練習をする時間が、私たち親子のコミュニケーションにもなりました」と嬉しいお言葉をいただきました。
事例③:準2級プラスを活用!高1・Dさんのケース
Dさん(高1女子)は、準2級に合格後、「2級は難しそうで不安…」と相談に来ました。そこで、新しく設けられた「準2級プラス」を提案しました。
準2級プラスは、問題形式は2級と同じなので、2級への「助走」として最適です。Dさんは、2ヶ月の準備期間で準2級プラスに合格。「2級の問題形式に慣れることができた」と自信をつけ、その半年後には2級にも合格しました。
お母さんからは「準2級プラスという選択肢があって良かった。段階的にレベルアップできたので、娘も自信を持って進めました」と感謝のお言葉をいただきました。
まとめ:お子さんに合った級を選び、最短ルートで合格へ
準2級と2級、どちらから受けるべきかは、お子さんの実力と目標によって異なります。大切なのは、無理なく、着実にステップアップすることです。
今日ご紹介した判断基準と最短合格ルートをまとめます:
【判断基準】
・現在の英語力:過去問で8割以上取れるか
・受験までの時間:高2の秋までに2級取得が理想
・大学入試での利用:2級以上が有利
【最短合格ルート】
準2級:1〜2ヶ月集中
・単語3,600語を3周
・過去問演習で形式に慣れる
塾:毎回単語テスト+過去問分析 / 家庭:毎日30分の単語学習
2級:2〜3ヶ月集中
・単語5,000語を1日100語ペース
・ライティング・スピーキングを早めに開始
塾:段階的な指導+添削 / 家庭:毎日の積み重ね+面接練習
準2級プラス:2級への助走として
・2級の問題形式に慣れる
・段階的にレベルアップ
準2級合格後、2級に自信がない人におすすめ
【家庭サポート】
・学習環境を整える
・毎日の学習時間を確保する
・二次試験の練習相手になる
・「見える化」でモチベーション維持
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