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英語が苦手な高校生のあなたへ!whoeverを徹底解説
英語の複合関係詞の中でも特に「whoever」の使い方に悩んでいる高校生は多いのではないでしょうか。「whoever」は「〜する人は誰でも」という意味ですが、文の中での役割によって訳し方が変わるので、最初は戸惑うかもしれません。でも大丈夫、この記事では例文をたくさん使いながら、わかりやすく丁寧に「whoever」の使い方を解説していきます。一緒に勉強して、苦手意識を克服しましょう!
あなたが複合関係詞を苦手な理由
高校生が複合関係副詞を苦手としている理由はいくつかあります。まず、複合関係副詞は中学英語では登場しないので、高校に入ってから初めて学ぶ文法事項だからです。今まで慣れ親しんできた関係代名詞とは違う使い方をするので、最初は戸惑ってしまうんですね。
また、複合関係副詞にはwhenever、wherever、howeverなど、いくつかの種類があり、それぞれ「いつでも」「どこでも」「どんなに〜しても」など意味が異なります。この意味の使い分けを覚えるのが難しいと感じる生徒も多いようです。
さらに、複合関係副詞は名詞節や副詞節を作るのですが、節の中に主語と動詞が含まれるので、長めの文になりがちです。読解問題などで複雑な文に出会うと、どこで区切って訳せばいいのか分からなくなってしまうのです。
しかし、複合関係副詞の種類はそれほど多くありません。基本的な意味と使い方をしっかり理解すれば、難しい文法ではありません。例文を使って繰り返し練習することで、苦手意識は徐々に克服できるはずです。一緒に頑張りましょう!
複合関係詞ってなに?
複合関係詞とは、関係代名詞(who, which, what)や関係副詞(where, when, how)に「ever」をつけた言葉の総称です。例えば、「whoever」は関係代名詞の「who」に「ever」がついたもので、「whichever」は「which」に「ever」がついたものですね。
複合関係詞には大きく分けて2種類あります。1つ目は「複合関係代名詞」で、whoever, whomever, whichever, whateverの4つがあります。これらは名詞節と副詞節の両方を作ることができます。2つ目は「複合関係副詞」で、whenever, wherever, howeverの3つがあります。これらは副詞節のみを作ります。
複合関係詞の基本的な意味は「すべての〇〇」です。例えば、whoeverなら「すべての人」、whereverなら「すべての場所」という感じですね。また、複合関係詞を使った文は、「たとえ〜でも」という譲歩の意味合いを含んでいます。つまり、「たとえ誰が来ても」「たとえどこへ行っても」のように、条件に関係なく結果は変わらないということを表現できるんです。
複合関係詞は一見難しそうですが、「すべての〇〇」という基本イメージを押さえておけば、使い方は案外シンプルです。これからの例文を通して、もっと具体的に見ていきましょう。
複合関係詞whoeverの基本的な意味
複合関係代名詞の「whoever」は、「〜する人は誰でも」という意味を持っています。関係代名詞の「who」に「ever」がくっついた形で、まるでスーパーヒーローの名前みたいですね。
「whoever」の後ろには動詞がきて、「whoever + 動詞」で名詞節や副詞節を作ります。例えば、「whoever wants to join the club」なら「クラブに入りたい人は誰でも」という意味になります。
「whoever」の基本イメージは「すべての人」です。つまり、条件に当てはまる人なら誰でも例外なく、ということを表しているんですね。また、「whoever」には「たとえ誰が〜しても」という譲歩の意味合いもあります。例えば、「Whoever disagrees with me, I will stick to my opinion.」は「たとえ誰が私に反対しても、私は自分の意見を守り通す」という強い決意を表しています。
「whoever」の語呂合わせは「フーエバー」。「フー」は「who」、「エバー」は「ever」のことを表しているんだと覚えておくと便利です。「フーエバー」と唱えながら、「すべての人」というイメージを思い浮かべてみてください。
これが複合関係代名詞「whoever」の基本的な意味です。実際の文章の中で「whoever」がどんな役割を果たしているのか、もっと詳しく見ていきましょう。
名詞節としてのwhoeverの使い方
複合関係代名詞の「whoever」は、名詞節を作ることができます。名詞節としての「whoever」は、文の中で主語や目的語など、名詞と同じ働きをします。
例えば、「Whoever wants to join the club is welcome.」という文では、「whoever wants to join the club」が主語になっています。これは「クラブに入りたい人は誰でも歓迎します」という意味ですね。
「I will give the prize to whoever gets the highest score.」なら、「whoever gets the highest score」が前置詞toの目的語になっています。「最高得点を取った人には誰でも賞品をあげます」という意味だね。
名詞節の「whoever」は、「anyone who」に置き換えることができます。つまり、「Anyone who wants to join the club is welcome.」とか、「I will give the prize to anyone who gets the highest score.」と言い換えられるんです。
「whoever」の後ろには動詞が必要なので、「whoever + 動詞 ~」の形で文を完成させましょう。「whoever」は「すべての人」を表しているから、その後の動詞には三単現の -s をつけるのを忘れずに。
「whoever」を使った名詞節は、まるでクイズの問題文みたいだね。「〇〇する人は誰でも」という条件が書かれていて、その条件に当てはまる人なら誰でも正解になる、というイメージを持つと覚えやすいかもしれません。
これが複合関係代名詞「whoever」の名詞節としての使い方です。「whoever」を使えば、すべての人を対象にした文が作れるようになりますよ。
副詞節としてのwhoeverの使い方
複合関係代名詞の「whoever」は、副詞節としても使うことができます。副詞節の「whoever」は、「たとえ誰が〜しても」という譲歩の意味を表します。
例えば、「Whoever disagrees with me, I will stick to my opinion.」という文では、「whoever disagrees with me」が譲歩の副詞節になっています。これは「たとえ誰が私に反対しても、私は自分の意見を守り通す」という強い決意を表しているんです。
「Whoever you vote for, I will still be your friend.」なら、「たとえ君が誰に投票しても、私は君の友達でいる」という意味になります。相手の選択に関係なく、自分の態度は変わらないということを伝えているんですね。
副詞節の「whoever」は、「no matter who」に置き換えることができます。つまり、「No matter who disagrees with me, I will stick to my opinion.」とか、「No matter who you vote for, I will still be your friend.」と言い換えられるんです。
「whoever」の後ろには動詞が必要なので、「whoever + 動詞 ~」の形で節を完成させましょう。ただし、「たとえ誰が」という意味なので、動詞には三単現の -s をつける必要はありません。
「whoever」を使った副詞節は、まるで「たとえ〜でも」ゲームみたいだね。「たとえ誰が反対しても」「たとえ誰に投票しても」など、どんな状況でも結果は変わらない、というルールを表しているんだよ。
これが複合関係代名詞「whoever」の副詞節としての使い方です。「whoever」を使えば、譲歩の意味を含んだ文が作れるようになりますよ。
10個の例文で学ぶwhoever
複合関係詞whoeverの使い方を理解するには、たくさんの例文に触れることが大切です。ここでは、whoeverを使った例文を10個紹介し、それぞれの和訳と丁寧な解説を加えていきます。初心者にもわかりやすいよう、例文は簡単なものから順に並べています。一緒に勉強して、whoeverマスターを目指しましょう!
- Whoever wants to join the club is welcome.
クラブに参加したい人は誰でも歓迎です。「whoever wants to join the club」が主語の名詞節。whoeverの後に動詞wantsを置いて「クラブに参加したい人は誰でも」という意味になる。 - I will give this book to whoever wants to read it.
この本を読みたい人には誰にでも差し上げます。「whoever wants to read it」が前置詞toの目的語の名詞節。whoeverの後に動詞wants to readを置いて「(本を)読みたい人は誰でも」という意味になる。 - Whoever broke the window will have to pay for it.
窓を割った人は誰でも弁償しなければならない。「Whoever broke the window」が主語の名詞節。whoeverの後に動詞brokeを置いて「窓を割った人は誰でも」という意味になる。 - You can ask for help from whoever is available.
手が空いている人なら誰にでも助けを求めることができます。「whoever is available」が前置詞fromの目的語の名詞節。whoeverの後に動詞is availableを置いて「手が空いている人は誰でも」という意味になる。 - Whoever you choose, I will support your decision.
あなたが誰を選んでも、私はあなたの決定を支持します。「Whoever you choose」が譲歩の副詞節。「たとえあなたが誰を選んでも」という意味で、whoeverの後に動詞chooseを置く。主節のsupportと呼応している。 - I don’t care whoever wins the game.
ゲームで誰が勝っても私は気にしない。「whoever wins the game」が譲歩の副詞節。「たとえ誰がゲームに勝っても」という意味で、whoeverの後に動詞winsを置く。主節のdon’t careと呼応している。 - Whoever wants to go home early can leave now.
早く家に帰りたい人は今すぐ帰ってもいいですよ。「Whoever wants to go home early」が主語の名詞節。whoeverの後に動詞wants to go homeを置いて「早く家に帰りたい人は誰でも」という意味になる。 - The prize will be given to whoever solves this puzzle first.
このパズルを最初に解いた人には誰にでも賞品が与えられるでしょう。「whoever solves this puzzle first」が前置詞toの目的語の名詞節。whoeverの後に動詞solves this puzzle firstを置いて「このパズルを最初に解いた人は誰でも」という意味になる。 - Whoever makes the most sales will get a bonus.
売上を最も多く上げた人は誰でもボーナスがもらえるでしょう。「Whoever makes the most sales」が主語の名詞節。whoeverの後に動詞makes the most salesを置いて「売上を最も多く上げた人は誰でも」という意味になる。 - I will always love you, whoever you become in the future.
将来あなたがどんな人になっても、私はいつもあなたを愛し続けるでしょう。「whoever you become in the future」が譲歩の副詞節。「たとえ将来あなたがどんな人になっても」という意味で、whoeverの後に動詞becomeを置く。主節のloveと呼応している。
これらの例文から、whoeverが「〜する人は誰でも」という意味の名詞節と、「たとえ誰が〜しても」という意味の副詞節の両方を作れることがわかりますね。名詞節の場合は主語や目的語として使われ、副詞節の場合は譲歩を表すために使われます。
whoeverの後には必ず動詞が必要で、「whoever + 動詞」の形で文を完成させます。主語の場合は動詞に三単現の-sをつけるのを忘れずに。そして、whoeverのイメージは「すべての人」なので、条件に当てはまる人は例外なく含まれるんだということを意識しましょう。