【高校生向け】関係副詞「how」を苦手でも使いこなす方法

高校英語の苦手克服

目次

英語が苦手な高校生のあなたへ!関係副詞howを徹底解説

英語の関係副詞”how”は、高校生にとって難しい概念かもしれません。しかし、この記事では丁寧な解説と具体例を使って、ゼロから”how”の使い方を理解できるようにします。

関係副詞の基本的な使い方

関係副詞は、where、when、why、howの4つがあり、それぞれ場所、時間、理由、方法を表す名詞を修飾する役割を果たします。

whereの使い方

  • 場所を表す名詞の後ろに使われます。
  • 前置詞+関係代名詞(in which)に置き換えることができます。
  • 例: This is the city where I was born. (これは私が生まれた街です。) = This is the city in which I was born.

whenの使い方

  • 時間を表す名詞の後ろに使われます。
  • 前置詞+関係代名詞(on which)に置き換えられます。
  • 例: I remember the day when I passed the exam. (私は試験に合格した日のことを覚えています。) = I remember the day on which I passed the exam.

whyの使い方

  • 理由を表す名詞の後ろに使われます。
  • 前置詞+関係代名詞(for which)に置き換えられます。
  • 例: I don’t know the reason why he was late. (私は彼が遅刻した理由を知らない。) = I don’t know the reason for which he was late.

howの使い方

  • 方法や手段を表す名詞の後ろに使われます。
  • 前置詞+関係代名詞(in which)には置き換えられません。
  • 例: I was surprised at how quickly he learned English. (彼がどれほど早く英語を覚えたかに驚いた。)

関係副詞は、前置詞+関係代名詞の形に置き換えられる場合が多いので、まずはその形を確認してから関係副詞に置き換えるのが分かりやすいでしょう。文脈から適切な関係副詞を選び、名詞を修飾する役割を果たすよう心がけましょう。

関係副詞を使った文の作り方

関係副詞howを使った文を作るには、以下の3ステップを踏みます。

  1. 主文と従属節に分ける
    まず、文全体を2つの部分に分けます。主文と、howで始まる従属節です。
    例:
    主文: I was surprised
    従属節: how quickly he learned English
  2. 主文に先行詞を入れる
    次に、主文のどこかに先行詞(howが修飾する名詞)を入れます。先行詞は”way”や”manner”などの抽象名詞が一般的です。
    例:
    I was surprised at the way how quickly he learned English.
  3. howの前の先行詞を省略する
    最後に、howの前にある先行詞を省略します。
    例:
    I was surprised at how quickly he learned English.

このように、関係副詞howを使った文は、主文と従属節から成り立っています。従属節のhowは、主文の先行詞を修飾する役割を果たします。

練習問題:
“She dances beautifully”と”I admire her dancing skills”という2つの文を、howを使って1文にまとめなさい。
(答え)
I admire how beautifully she dances.

このように、2つの文を関係副詞howを使ってまとめることができます。howの使い方を覚えれば、より洗練された英文が書けるようになります。

関係副詞howと関係代名詞の違い

関係副詞howと関係代名詞の違いは、文の中で果たす役割が異なることです。

関係副詞how関係代名詞
文中で副詞の役割を果たす文中で代名詞の役割を果たす
howの後ろには完全な文が続く関係代名詞の後ろには不完全な文が続く
方法や手段を表す名詞を修飾する人や物を表す名詞を修飾する

関係副詞howは、文中で副詞として機能し、方法や手段を表す名詞を修飾します。howの後ろには、完全な文が続きます。例えば、”I was surprised at how quickly he learned English.”では、howは副詞として”quickly”を修飾しています。

一方、関係代名詞は文中で代名詞として機能し、人や物を表す名詞を修飾します。関係代名詞の後ろには、不完全な文が続きます。例えば、”The book which I bought was interesting.”では、whichは代名詞として”the book”を修飾しています。

つまり、関係副詞howは方法や手段を説明する際に使われ、関係代名詞は人や物を説明する際に使われるのが大きな違いです。文の構造と修飾する対象が異なるため、適切に使い分ける必要があります。

関係副詞howの使い方

関係副詞howは、「〜する方法」や「どのように〜するか」を表す際に使われます。howの後には完全な文が続きます。以下に10個の例文と和訳、解説を示します。

  1. I was amazed at how quickly she learned to play the piano. (私は彼女がどれほど早くピアノを覚えたかに驚いた。)
    解説: howの後に副詞的に”quickly”が続き、”she learned to play the piano”という完全な文が続いています。howは「彼女がピアノを覚えた方法」を修飾しています。
  2. Did you see how skillfully he handled the situation? (彼がその状況をどれほど上手に処理したか見ましたか?)
    解説: howの後に副詞的に”skillfully”が続き、”he handled the situation”という完全な文が続いています。howは「彼がその状況を処理した方法」を修飾しています。
  3. I don’t understand how you can be so calm about this. (私にはあなたがこの件についてどうしてそんなに落ち着いていられるのか分かりません。)
    解説: howの後に”you can be so calm about this”という完全な文が続いています。howは「あなたがこの件について落ち着いている方法」を修飾しています。
  4. She explained how to solve the math problem step by step. (彼女は数学の問題をどのように一歩一歩解くかを説明した。)
    解説: howの後に”to solve the math problem step by step”という不定詞の完全な文が続いています。howは「数学の問題を解く方法」を修飾しています。
  5. The way how he treated his employees was unacceptable. (彼が従業員を扱った方法は許容できなかった。)
    解説: “the way”と”how”が共に使われていますが、これは冗長な表現です。適切には”The way he treated his employees was unacceptable.”と言うべきです。
  6. I couldn’t believe how rude she was to the waiter. (彼女がウェイターにどれほど失礼な態度を取ったか、私には信じられませんでした。)
    解説: howの後に形容詞的に”rude”が続き、”she was to the waiter”という完全な文が続いています。howは「彼女がウェイターに対して失礼だった方法」を修飾しています。
  7. Have you decided how you will spend your vacation? (あなたは休暇をどのように過ごすか決めましたか?)
    解説: howの後に”you will spend your vacation”という完全な文が続いています。howは「あなたが休暇を過ごす方法」を修飾しています。
  8. The instructions didn’t explain how to set up the new software. (その説明書には新しいソフトウェアのセットアップ方法が説明されていませんでした。)
    解説: howの後に”to set up the new software”という不定詞の完全な文が続いています。howは「新しいソフトウェアをセットアップする方法」を修飾しています。
  9. I was impressed by how confidently she gave her speech. (彼女がスピーチをどれほど自信を持って行ったかに感心しました。)
    解説: howの後に副詞的に”confidently”が続き、”she gave her speech”という完全な文が続いています。howは「彼女がスピーチを行った自信に満ちた方法」を修飾しています。
  10. The teacher demonstrated how to solve the equation on the board. (先生は黒板に方程式の解き方を実演しました。)
    解説: howの後に”to solve the equation on the board”という不定詞の完全な文が続いています。howは「方程式を黒板で解く方法」を修飾しています。

このように、関係副詞howは様々な文脈で使われ、「〜する方法」や「どのように〜するか」を表す際に用いられます。howの後には必ず完全な文が続くことに注意しましょう。

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関係副詞howについてご理解いただけましたでしょうか。関係副詞howは英語の基礎となる重要な単元です。しかし、これは英語学習の始まりに過ぎません。高校英語には、まだまだ多くの文法事項や表現が待っています。

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