動名詞と不定詞の違いを完全理解!具体例で学ぶ高校英文法

高校英語の苦手克服

目次

英語が苦手な高校生のあなたへ!不定詞と動名詞の使い分けを徹底解説

英語の文法でよく出てくる「動名詞」と「不定詞」は、どちらも動詞を名詞のように使う方法ですが、その使い方には違いがあります。この記事では、英語が苦手な高校生でもわかりやすいように、動名詞と不定詞の違いを丁寧に解説し、具体的な例文を10個紹介します。これを読めば、動名詞と不定詞の使い分けがしっかり理解できるようになります。

動名詞と不定詞の使い分けのポイント

動名詞(〜ing)と不定詞(to 〜)の使い分けには、いくつかのポイントがあります。これらのポイントを理解することで、どちらを使うべきかがわかりやすくなります。

1. 時制の違い

動名詞は過去や現在のことを表すのに対し、不定詞は未来のことを表します。例えば:

動名詞: I remember visiting his house.(私は彼の家を訪れたことを覚えています。)
不定詞: I plan to visit his house.(私は彼の家を訪れる予定です。)

2. 動詞の意味の違い

動名詞と不定詞を使うことで、動詞の意味が変わることがあります。例えば:

remember:
動名詞: I remember meeting him.(彼に会ったことを覚えています。)
不定詞: Remember to meet him.(彼に会うことを忘れないでください。)

stop:
動名詞: He stopped smoking.(彼はタバコを吸うのをやめました。)
不定詞: He stopped to smoke.(彼はタバコを吸うために立ち止まりました。)

3. 動詞の相性

特定の動詞は動名詞や不定詞と相性が良いです。例えば、動名詞は過去や現在の行動を表す動詞と相性が良く、不定詞は未来の行動を表す動詞と相性が良いです。

動名詞と相性が良い動詞: enjoy, avoid, mind, finish, deny, consider, suggest
例: She enjoys swimming.(彼女は泳ぐことを楽しんでいます。)

不定詞と相性が良い動詞: agree, decide, hope, plan, promise, refuse, learn, manage
例: He decided to leave.(彼は去ることを決めました。)

4. 前置詞の後ろ

前置詞の後ろには必ず動名詞が続きます。不定詞を使うことはできません。

例: She is good at singing.(彼女は歌うのが上手です。)

5. 名詞以外の役割

動名詞は名詞の役割しか果たせませんが、不定詞は形容詞や副詞の役割も果たすことができます。

形容詞的用法: I have a book to read.(読むべき本があります。)
副詞的用法: He went to the store to buy milk.(彼は牛乳を買うために店に行きました。)

これらのポイントを押さえることで、動名詞と不定詞の使い分けがより明確になります。

動名詞を目的語にとる動詞の一覧

動名詞(〜ing)を目的語にとる動詞には、特定の動詞があり、それらは動名詞しか後に続けることができません。以下の表に、動名詞を目的語にとる代表的な動詞をまとめました。

動詞例文
admitShe admitted making a mistake.(彼女は過ちを認めた。)
appreciateWe appreciate receiving your feedback.(私たちはあなたのフィードバックを受け取ることに感謝します。)
avoidI avoid eating junk food.(私はジャンクフードを食べるのを避けます。)
considerYou should consider going to college.(あなたは大学に行くことを考慮すべきです。)
denyHe denied taking the money.(彼はそのお金を取ったことを否定しました。)
dislikeShe dislikes waking up early.(彼女は早起きするのが嫌いです。)
enjoyThey enjoy playing soccer.(彼らはサッカーをするのを楽しんでいます。)
escapeThe prisoner escaped being caught.(囚人は捕まるのを逃れました。)
finishHe finished writing the report.(彼はレポートを書き終えました。)
give upShe gave up smoking.(彼女はタバコを吸うのをやめました。)
mindWould you mind closing the door?(ドアを閉めていただけますか?)
missI miss seeing my friends.(私は友達に会うのが恋しいです。)
postponeWe postponed going on vacation.(私たちは休暇に行くのを延期しました。)
put offThey put off making a decision.(彼らは決定を先延ばしにしました。)
suggestI suggest taking a break.(休憩することを提案します。)
recommendShe recommended trying the new restaurant.(彼女は新しいレストランを試してみることを薦めました。)

これらの動詞は、動名詞を目的語にとることで、過去や現在の行動や状態を表現することができます。動名詞を使うことで、行動そのものを名詞として扱うことができるため、英語の表現が豊かになります。

不定詞を目的語にとる動詞の一覧

不定詞(to 〜)を目的語にとる動詞には、特定の動詞があり、それらは不定詞しか後に続けることができません。以下の表に、不定詞を目的語にとる代表的な動詞をまとめました。

動詞例文
agreeHe agreed to help us.(彼は私たちを助けることに同意しました。)
decideShe decided to leave early.(彼女は早く出発することに決めました。)
desireThey desire to travel the world.(彼らは世界を旅したいと望んでいます。)
determineWe determined to finish the project.(私たちはプロジェクトを終わらせることを決意しました。)
expectI expect to receive a reply soon.(私はすぐに返事をもらうことを期待しています。)
hopeShe hopes to win the competition.(彼女は競技に勝つことを望んでいます。)
intendHe intends to study abroad.(彼は留学するつもりです。)
learnThey learned to play the piano.(彼らはピアノを弾くことを学びました。)
manageShe managed to finish on time.(彼女は時間通りに終えることができました。)
meanI didn’t mean to hurt you.(あなたを傷つけるつもりはありませんでした。)
offerHe offered to drive us home.(彼は私たちを家まで送ることを申し出ました。)
planWe plan to visit the museum.(私たちは博物館を訪れる予定です。)
pretendShe pretended to be asleep.(彼女は寝ているふりをしました。)
promiseHe promised to call me.(彼は私に電話すると約束しました。)
refuseThey refused to cooperate.(彼らは協力するのを拒否しました。)
seekWe seek to improve our skills.(私たちはスキルを向上させようとしています。)
wantI want to learn more.(私はもっと学びたいです。)
wishShe wishes to travel more.(彼女はもっと旅行したいと思っています。)

これらの動詞は、不定詞を目的語にとることで、未来の行動や意図を表現することができます。不定詞を使うことで、行動や計画を名詞として扱うことができるため、英語の表現が豊かになります。

動名詞と不定詞の例文と解説

動名詞と不定詞を使った10個の例文とその和訳、そして丁寧な解説を示します。

例文和訳解説
I enjoy reading books.私は本を読むことを楽しみます。「enjoy」の後に動名詞「reading」を使い、楽しむ行為を表現しています。
She is good at playing the piano.彼女はピアノを弾くのが得意です。「be good at」の後に動名詞「playing」を使い、得意な行為を示しています。
He insisted on not going there.彼はそこへ行かないと主張しました。「insist on」の後に動名詞「going」を使い、否定形「not」を前に置いています。
My hobby is collecting stamps.私の趣味は切手を集めることです。「is」の後に動名詞「collecting」を使い、趣味を説明しています。
They are interested in learning new languages.彼らは新しい言語を学ぶことに興味があります。「be interested in」の後に動名詞「learning」を使い、興味の対象を示しています。
I’m proud of his winning the contest.彼がコンテストで優勝したことを誇りに思います。「be proud of」の後に動名詞「winning」を使い、動作主「his」を前に置いています。
We finished cleaning the house.私たちは家の掃除を終えました。「finish」の後に動名詞「cleaning」を使い、完了した行為を示しています。
She avoided meeting him.彼女は彼に会うことを避けました。「avoid」の後に動名詞「meeting」を使い、避けた行為を表現しています。
He admitted stealing the money.彼はお金を盗んだことを認めました。「admit」の後に動名詞「stealing」を使い、認めた行為を示しています。
I look forward to seeing you.あなたに会うのを楽しみにしています。「look forward to」の後に動名詞「seeing」を使い、期待している行為を示しています。
He decided to leave.彼は去ることを決めました。「decide」の後に不定詞「to leave」を使い、未来の行動を表現しています。
She plans to study abroad.彼女は留学する予定です。「plan」の後に不定詞「to study」を使い、未来の計画を示しています。
They hope to win the match.彼らは試合に勝つことを望んでいます。「hope」の後に不定詞「to win」を使い、望む行動を示しています。
He refused to answer the question.彼はその質問に答えることを拒否しました。「refuse」の後に不定詞「to answer」を使い、拒否する行動を表現しています。
She learned to play the guitar.彼女はギターを弾くことを学びました。「learn」の後に不定詞「to play」を使い、学んだ行動を示しています。
We managed to finish on time.私たちは時間通りに終えることができました。「manage」の後に不定詞「to finish」を使い、完了した行動を示しています。
He offered to help us.彼は私たちを助けることを申し出ました。「offer」の後に不定詞「to help」を使い、申し出る行動を示しています。
I want to learn more.私はもっと学びたいです。「want」の後に不定詞「to learn」を使い、望む行動を示しています。
She pretended to be asleep.彼女は寝ているふりをしました。「pretend」の後に不定詞「to be」を使い、ふりをする行動を示しています。

これらの例文を通じて、動名詞と不定詞の使い分けを理解し、実際の文章で自然に使えるようになることが目標です。動名詞と不定詞は、どちらも動詞の性質を持ちながら名詞として機能するため、さまざまな文脈で活用できます。

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動名詞と不定詞の使い分けについてご理解いただけましたでしょうか。動名詞と不定詞の使い分けは英語の基礎となる重要な単元です。しかし、これは英語学習の始まりに過ぎません。高校英語には、まだまだ多くの文法事項や表現が待っています。

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