【高校生向け】独立分詞構文と分詞構文の否定形を徹底解説!

高校英語の苦手克服

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英語が苦手な高校生のあなたへ!分詞構文の否定と独立分詞構文を徹底解説

英語の分詞構文は、特に否定形や独立分詞構文において、多くの高校生にとって難解な文法項目です。本記事では、分詞構文の基本から否定形、独立分詞構文までを丁寧に解説し、10個の例文を通じて理解を深めることを目指します。

分詞構文の基本とその重要性

分詞構文は、主に2つの節を1つにまとめるために使用される構文で、主語が同じ場合に適用されます。例えば、「トムはベンチに座って本を読んでいる」という文は、”Tom is sitting on a bench reading a book” と簡略化できます。
分詞構文は、文章を短くし、情報を効率的に伝えるために使われますが、日常会話ではあまり使用されず、主に書き言葉で見られます。
また、分詞構文は現在分詞(動詞+ing)と過去分詞(動詞+ed)の2種類があり、文脈に応じて使い分けられます。

否定形分詞構文の作り方と例文

否定形分詞構文は、通常の分詞構文に否定の意味を加えたものです。否定形分詞構文を作るには、まず接続詞と主語を省略し、動詞を現在分詞に変え、その前に「not」を置きます。以下に具体的な作り方と例文を示します。

否定形分詞構文の作り方

  1. 接続詞を省略: 元の文から接続詞を取り除きます。
  2. 主語を省略: 主語が同じ場合は省略します。
  3. 動詞を現在分詞に変える: 動詞を「~ing」の形にします。
  4. 否定を加える: 現在分詞の前に「not」を置きます。

例えば、「もし一生懸命勉強しなかったら、このテストに合格できないでしょう」という文を分詞構文に変えると、以下のようになります。
通常の文: If you don’t study hard, you can’t pass this exam.
分詞構文: Not studying hard, you can’t pass this exam。

否定形分詞構文の例文

通常の文: When he didn’t see the sign, he kept driving.
分詞構文: Not seeing the sign, he kept driving。

通常の文: If she doesn’t finish her homework, she won’t be allowed to go out.
分詞構文: Not finishing her homework, she won’t be allowed to go out。

通常の文: Because they didn’t know the rules, they made mistakes.
分詞構文: Not knowing the rules, they made mistakes。

通常の文: Since he didn’t have a map, he got lost.
分詞構文: Not having a map, he got lost。

通常の文: If you don’t follow the instructions, you might damage the device.
分詞構文: Not following the instructions, you might damage the device。

否定形分詞構文の例文

Not knowing the way, we asked for directions.
Not having enough money, they couldn’t buy the car.
Never having seen snow before, the kids were excited.
Not realizing the danger, he walked into the dark alley。

否定形分詞構文は、条件や理由、同時進行の状況を簡潔に表すのに役立ちます。
否定形分詞構文は、書き言葉でよく使われる高度な構文です。日常会話では控えめに使うことをおすすめします。

独立分詞構文の特徴と使用例

独立分詞構文は、主節と異なる主語を持つ分詞構文であり、主節の主語とは独立しているため「独立」と呼ばれます。この構文は、主語が明示される点が特徴で、通常の分詞構文とは異なります。例えば、「天気が良ければ」という意味の “weather permitting” や「すべてのことを考慮すれば」という意味の “all things considered” などが代表的な例です。

現在分詞を用いた独立分詞構文

現在分詞を用いた独立分詞構文は、主語と現在分詞がセットで使われます。例えば、「仕事は金曜日までに終わる見込みです、もし天気がよければ」という文は “Work is expected to be done by Friday, weather permitting” となります。

過去分詞を用いた独立分詞構文

過去分詞を用いた独立分詞構文も同様に、主語と過去分詞がセットで使われます。例えば、「それが終わると、彼はサドルに上がった」という文は “That done, he stepped up into the saddle” となります。

with+独立分詞構文

独立分詞構文は前置詞 “with” と一緒に使われることもあります。この場合、付帯状況を表します。例えば、「彼女は心臓をどきどきさせながら目覚めた」という文は “She woke up with her heart pounding” となり、「彼は腕を広げながらベッドに倒れ込んだ」という文は “He fell onto the bed with his arms spread” となります。

慣用的な表現

独立分詞構文には、慣用的に使われる表現も多く存在します。例えば、「すべてのことを考慮すれば」という意味の “all things considered” や「他の条件が同じであれば」という意味の “all other things being equal” などが挙げられます。

独立分詞構文は、主節と異なる主語を持つため、意味的に主節に依存しない構造を持っています。これにより、文章に多様性と深みを加えることができます。

独立分詞構文、否定の分詞構文の例文と和訳

否定の分詞構文と独立分詞構文の例文を以下に示します。各例文には和訳と簡単な解説を付けています。

例文和訳解説
Not studying hard, you can’t pass this exam.一生懸命勉強しないと、この試験に合格できません。否定形分詞構文の例。
Not seeing the sign, he kept driving.標識を見なかったので、彼は運転を続けました。否定形分詞構文の例。
Not knowing the rules, they made mistakes.ルールを知らなかったので、彼らはミスをしました。否定形分詞構文の例。
Not having a map, he got lost.地図を持っていなかったので、彼は迷いました。否定形分詞構文の例。
Not following the instructions, you might damage the device.指示に従わないと、装置を壊すかもしれません。否定形分詞構文の例。
Weather permitting, we will go hiking.天気が良ければ、ハイキングに行きます。独立分詞構文の例。
All things considered, it was a successful event.すべてのことを考慮すれば、それは成功したイベントでした。独立分詞構文の例。
That done, he stepped up into the saddle.それが終わると、彼はサドルに上がった。独立分詞構文の例。
She woke up with her heart pounding.彼女は心臓をどきどきさせながら目覚めた。with+独立分詞構文の例。
He fell onto the bed with his arms spread.彼は腕を広げながらベッドに倒れ込んだ。with+独立分詞構文の例。

これらの例文を通じて、否定の分詞構文と独立分詞構文の使い方を理解しやすくなります。

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否定の分詞構文、独立分詞構文についてご理解いただけましたでしょうか。否定の分詞構文、独立分詞構文は英語の基礎となる重要な単元です。しかし、これは英語学習の始まりに過ぎません。高校英語には、まだまだ多くの文法事項や表現が待っています。

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