【英語が苦手な高校生向け】例題付きで『過去形』を完全攻略

高校英語の苦手克服

目次

英語が苦手なあなたに『過去形』をゼロから徹底解説!

高校英語の時制、特に過去形は多くの生徒にとって理解が難しい文法事項ですが、丁寧な解説と例題、練習問題を通してしっかりマスターすることができます。本記事では、英語が苦手な高校生でもゼロから過去形を理解できるよう、わかりやすい説明とともに学習のポイントを紹介します。

高校生が過去形を苦手にする理由

高校生が過去形を苦手とする理由はいくつかあります。まず、英語の動詞には規則動詞と不規則動詞があり、不規則動詞の過去形は個別に覚える必要があるため、混乱しやすいのです。 例えば、”go”の過去形は”went”ですが、”play”の過去形は”played”と規則的です。

また、日本語には過去形に相当する文法がないため、過去形の概念自体が理解しにくいことも挙げられます。

日本語では「〜した」「〜だった」などを使って過去を表現しますが、英語のように動詞の形を変化させる必要はありません。

さらに、過去形と現在完了形の違いが分かりにくいことも、高校生が過去形を苦手とする要因です。 過去形は過去のある一時点の出来事を表すのに対し、現在完了形は過去から現在まで続く状態や経験を表します。 このニュアンスの違いを理解するのが難しいのです。

このように、不規則動詞の存在、日本語との文法の違い、現在完了形との使い分けなどが、高校生にとって過去形を難しくしている理由だと言えます。

過去形のよくある間違い

過去形を使う際によくある間違いとして、不規則動詞の過去形を正しく覚えていないことが挙げられます。 例えば、”go”の過去形は”went”ですが、”goed”と言ってしまうことがあります。

また、現在形と過去形を混同してしまうこともよくあります。 “I go to the park yesterday.”(私は昨日公園に行く。)のように、現在形の”go”を使ってしまうのは間違いです。正しくは”I went to the park yesterday.”(私は昨日公園に行った。)です。

さらに、主語と動詞の数の一致に気をつける必要があります。 “He like soccer.”は、主語が三人称単数なので、”likes”が正しい現在形です。過去形にするなら、”He liked soccer.”(彼はサッカーが好きだった。)となります。

過去形を正しく使うためには、動詞の過去形をしっかり覚え、現在形と過去形の違いを理解し、主語と動詞を正しく一致させることが大切です。

過去形の不規則動詞一覧

過去形の不規則動詞は、規則的にedを付けるのではなく、語形が不規則に変化する動詞です。 以下に、よく使われる不規則動詞の過去形をまとめました。

  • go(行く)の過去形は went
  • come(来る)の過去形は came
  • become(〜になる)の過去形は became
  • have(持つ)の過去形は had
  • make(作る)の過去形は made
  • take(取る)の過去形は took
  • eat(食べる)の過去形は ate
  • give(与える)の過去形は gave
  • see(見る)の過去形は saw
  • get(得る)の過去形は got

他にも、不規則に変化する動詞には以下のようなものがあります。

  • cut – cut(切る)
  • hit – hit(打つ)
  • put – put(置く)
  • read – read(読む)
  • run – ran(走る)
  • sit – sat(座る)
  • stand – stood(立つ)

これらの不規則動詞は、過去形と過去分詞の形が同じになるパターンが多いです。 例外として、forget – forgot – forgotten(忘れる)のように、過去分詞の形が異なるものもあります。

不規則動詞の活用は個別に覚える必要があるため、英語学習の初期段階では混乱しやすい文法事項です。 日常会話でよく使われる不規則動詞から優先的に覚えていくとよいでしょう。

過去形の例文とその解説

過去形の例文を見てみましょう。

  • I walked to the park yesterday.(私は昨日公園に歩いて行きました。)
  • She liked the movie.(彼女はその映画が好きでした。)
  • They visited their grandparents last week.(彼らは先週、祖父母を訪ねました。)

これらの文では、動詞の過去形(walked, liked, visited)を使って過去の出来事や状態を表現しています。主語(I, She, They)に合わせて適切な過去形の動詞を選ぶことが重要です。

  • He taught me English.(彼は私に英語を教えてくれました。)
  • It was sunny.(天気は晴れでした。)

一般動詞の過去形は語尾に “ed” をつけるのが一般的ですが、”teach” は不規則に “taught” になります。 be動詞 “is” の過去形は “was” です。

このように、主語と動詞を適切に組み合わせ、文脈に応じて過去形を使うことで、自然な過去の表現ができるようになります。

過去形の否定文の作り方

過去形の否定文は、一般動詞の原形の前にdid notやdidn’tを置くことで作ることができます。 例えば、”I played soccer yesterday.”(私は昨日サッカーをした。)という肯定文を否定文にすると、”I did not play soccer yesterday.”(私は昨日サッカーをしなかった。)や”I didn’t play soccer yesterday.”となります。

このとき、一般動詞は必ず原形を使います。 主語が三人称単数でも、一般動詞の後ろにsやesをつける必要はありません。 “He did not go to school.”や”He didn’t go to school.”のように、主語に関係なくdid notやdidn’tを使うのがポイントです。

過去形の否定文を作るときは、「主語 + did not(didn’t) + 一般動詞の原形 …」という語順に単語を並べます。 一般動詞が規則動詞でも不規則動詞でも、必ず原形を使うことを覚えておきましょう。

過去形の疑問文の作り方

過去形の疑問文は、文頭にDidを置き、一般動詞を原形にすることで作ります。 例えば、”You played tennis yesterday.”(あなたは昨日テニスをした。)という文を疑問文にすると、”Did you play tennis yesterday?”(あなたは昨日テニスをしましたか?)となります。

現在形の疑問文ではDoやDoesを使いますが、過去形ではDidを主語の前に置きます。 このとき、主語が三人称単数でも、一般動詞の後ろにsやesをつける必要はありません。 “Did he play tennis yesterday?”のように、主語に関係なくDidを使うのがポイントです。

Didで始まる疑問文に対する答え方は、”Yes, 主語 did.”または”No, 主語 did not.”となります。 例えば、”Did you play tennis yesterday?”に対して、”Yes, I did.”(はい、しました。)や”No, I didn’t.”(いいえ、しませんでした。)と答えます。

過去形の疑問文を作るときは、「Did + 主語 + 一般動詞の原形 …?」という語順に単語を並べます。 一般動詞が規則動詞でも不規則動詞でも、必ず原形を使うことを覚えておきましょう。

過去形の基本10問で完全理解

過去形の通常問題、否定文、疑問文の例題です!
()の中を適切に書き換える、もしくは選択してみましょう。

  1. I (play) soccer yesterday.
    答え: played
    解説: 一般動詞 “play” を過去形にするには、語尾に “ed” を付けます。
  2. She (not/visit) her grandparents last month.
    答え: did not visit (didn’t visit)
    解説: 過去形の否定文は、一般動詞の原形の前に “did not” や “didn’t” を置きます。
  3. (Do) they (go) to the beach last summer?
    答え: Did, go
    解説: 過去形の疑問文は、文頭に “Did” を置き、一般動詞を原形にします。
  4. He (teach) me how to play the guitar.
    答え: taught
    解説: “teach” は不規則動詞で、過去形は “taught” になります。
  5. We (not/have) enough time to finish the project.
    答え: did not have (didn’t have)
    解説: “have” も不規則動詞で、過去形は “had” ですが、否定文では一般動詞と同じように “did not have” や “didn’t have” を使います。
  6. (Be) it cold yesterday?
    答え: Was
    解説: be動詞 “is” の過去形は “was” です。疑問文では文頭に “Was” を置きます。
  7. I (see) a beautiful rainbow on my way home.
    答え: saw
    解説: “see” は不規則動詞で、過去形は “saw” になります。
  8. She (not/like) the movie we watched last night.
    答え: did not like (didn’t like)
    解説: 過去形の否定文では、一般動詞 “like” の前に “did not” や “didn’t” を置きます。
  9. (Do) he (write) a letter to his friend last week?
    答え: Did, write
    解説: 過去形の疑問文では、文頭に “Did” を置き、一般動詞 “write” を原形にします。
  10. They (eat) all the cookies I baked yesterday.
    答え: ate
    解説: “eat” は不規則動詞で、過去形は “ate” になります。

このように、過去形の文を作るときは、一般動詞なら語尾に “ed” を付け、不規則動詞なら個別の過去形を覚える必要があります。否定文では “did not” や “didn’t” を使い、疑問文では文頭に “Did” を置くのがポイントです。 練習問題を繰り返し解くことで、過去形の使い方を確実に身につけましょう。

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英語の過去形についてご理解いただけましたでしょうか。過去形は英語の基礎となる重要な時制です。しかし、これは英語学習の始まりに過ぎません。高校英語には、まだまだ多くの文法事項や表現が待っています。

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